スタッフのブログコーナーを始めます。

パテ屋は、お陰さまで店をはじめて45年目の日々を、20代から30代の若い
スタッフ支えられながら、やっています。
開店当初は月休で6日間営業でしたが、さすがに店主である私もくたびれて、
今は日月火の3日休み、水木金土の4日間の営業です。
この「3日休み」のパテ屋の勝手なペースがかえって応募のポイントになって
いるようで、美大出身の人たちは休日の3日を作品づくりや大道具の仕事など
に当て、文系の文学女子はグループで千葉の畑をやるなど、個性豊かな集まり
になっています。

せっかく、こんな面白い個性のあつまりなので、ブログにスタッフが時々の
想いを書くのはどうか、ということになりました。
店主としては、”パテ屋の仕事に物申す!!” などが出てきたらどうしよう、
と思いながらも、たのしみにしています。
                       パテ屋店主 林のり子



パテ屋で働いているおかげで、私は自分の普段の生活ではなかなか意識することがない観察ポイントを培えています。

例えば、パンの切り方。
斜めにスライスするだけではありません。
みんなで一枚の食パンを分ける時、どのように切ったら均等に分けられるか。
まず、食パンをよく観察します。
ポイントは、人数分にカットした時に白い所と茶色い所とが偏らないようにすることです。均等にカットする時に、面積以外のことも念頭に置いて考えることが私にとっては、とても新鮮でした。

洗い上げたグラス類は、斜めにして乾かしてあります。
よく観察してみると、平らにしておくよりも水キレが良いのがわかります。
なるほどと感心していると、すかさず林さん。
「タオルも真っ直ぐでなく、少し斜めにずらすと乾きが良いわよ。
夏は部屋に干していると少しヒンヤリとして気持ちが良い。」

パテ屋での毎日のやり取りがあると、ささいな出来事にパテ屋流のエッセンスが加わります。
ハッとして、そのコトをよく観察し、なんでだろうと考える。
(この場合はどんなパテ屋流があるのだろう。。)
その繰り返しが私はとても楽しいです。

吉池


パテ屋にいると、

生活を工夫したり、楽しむことを、
たくさんたくさん知ることができます。

それは、懐かしかったり小粋だったり、意外だったりと、
ささやかなことにも新鮮な発見がぽろぽろあります。

美術の学校を出て、物を作る仕事をしていた私にとって、
普段から何かを感じることは、とても大切なことです。

レバーパテの仕込みで生レバーを触ったり、
ノルウェーから届くニシンを捌いたり、
香辛料をオーブンで焼いたり挽いたりした時の健やかな香りとか。

蚊取り線香のぐるぐるの組み合わせ、
風の通り道、庭の日々変わっていく色合い。

普段の会話も、食べ物のことはもちろん
TVの話、木々のこと、旅の話、
パテ屋に集う人たちの其々の生き方が垣間みえる話題等、新しい興味が見つかります。

普段も、私は以前の仕事の手伝いや、個人的に頼まれた作品を作ったりしています。
今まで考えてきたこと、
感じてきたこととは違う、新しい感覚は、
これからの私をわくわくさせてくれます。

山田


さまざまなことに、パテ屋独自のルール・やり方がある。
仕込みに限らず、物の位置やしまい方にまで。
でもそれは決して堅苦しいものではなく、ハッとするものばかり。

肉を切る時は繊維の方向、筋肉の塊を意識して肉と対話する。
紙袋をしまう時は向きを揃えて入れる。そうすると、忙しい時でもパッと取りやすい。
洗い物の並べ方は、斜めにして水が切れやすいように。
窓を開ける時は、空気の流れを考える。

そんなことまで気にするの!?と思っていても、
気がつくと、同じ事を自然と家でもやっている。
林さんの長年の知恵と経験が、パテ屋の隅々に行き渡っている。

その一方で、林さんは少女のよう。
皆で仕事をしていると、突然「庭の木に夕陽が射して綺麗だから見に来て!」と呼ばれたりする。
おやつのケーキがうまく等分できたので、ぴったりかどうか計りたくなったりもする。
パテ屋の誰よりもエネルギーがあり、好奇心の塊だ。

そんな林さんと
そこに集まるさまざまなスタッフとの毎日がとても刺激的で楽しいパテ屋です。

吉井




パテ屋のスタッフはパテ屋の仕事以外の日には様々な仕事や活動をしている人がほとんど。
大道具の仕事をしていたり、インドカレー屋さんで働いていたり、子供の美術教室の先生をしていたりと内容も様々。
私自身もお休みの3日間は東京を離れ、南房総の畑で野菜やハーブを育てています。

店主の林さんも私たちのパテ屋以外の日々をいつも大事に思ってくれ、また応援してくれています。
お昼のまかない時にはそんな日々の話を誰よりも目をキラキラさせて聞いています。

またふとした会話からはじまる林さんの話もまた貴重。
かつて住んでいたヨーロッパの市場の風景や、はたまた味付けが辛すぎたスープには根菜類の野菜を入れると落ち着くという
日常で使える裏ワザ的な話に至るまでバラエティに富んでいて興味深いものばかり。
私はこっそりパテ屋メモをつけてしまっているほど。

パテ屋では仕事と仕事じゃない部分がゆるやかに繋がっている。そこに発見があります。
不思議で面白い職場です。

五島















































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by pateya | 2017-09-23 18:48 | パテ屋の日々  

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