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5月31日(火)持ち寄り


5月最後のもちよりランチです
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写真手前より。こんにゃくの醤油焼き、北海道直送ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスのグリル、若鶏のココナッツミルク、こんにゃくと椎茸の煮物、鶏のチャーシュー八角の香り。パン2種[EatalyのOTTO(天然酵母パン)ベッカライ・シュタインメッツのクラウン]

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この若鶏のココナッツミルクは、スタッフのひとりが、パテ屋にも置いている『African and Arab Cooking』という本のレシピで作ったものです。ココナツミルクの濃厚な風味がたまりません。マダガスカル共和国の料理とのこと。ごはんにぴったりの味ですが、レシピにも「ごはんと共に供する」とあります。マダガスカルはインド洋に浮かぶ島で、米が主食です。本にはマダガスカル料理として「シラス入りカレー」などが載っています。

このレシピ集のことをもう少しご紹介したいと思います。
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黄色い表紙『African and Arab Cooking』(1991年発行)
緑の方『NEW African and Arab Cooking』(2001年)

このレシピ集は、日本中近東アフリカ婦人会の方々が編纂されたものです。
アラブ、アフリカの大使館の婦人の方々とともに28カ国の料理を集め、上の写真からもわかりますが、挿絵やレイアウトはアーティストの方々が担当された特別版です。印刷以外はほぼ手作業で作られたとのこと!
2001年版は、さらに3カ国増えています。重複したレシピはなく、すべて新たに集められたものです。

野菜入りクスクス(アルジェリア)やムサカ(ヨルダン)など、日本でもなじみのある料理もありますが、ニャンニャンソースかけフウトウ(象牙海岸共和国=コートジボアール)や、アレキサンドリア風オムレツ(エジプト)、バナナのスープ(ブルジン)など、こちらの想像をふくらませるような料理がたくさん載っています。ここには書けない本当にスペシャルな料理も紹介されています!! 
ほとんどの料理は、日本のスーパーで手に入る素材で作れるようになっていますので、読んだらすぐにでも試してみたくなること請け合いです。
でも眺めているだけでも面白くて、アラブやアフリカの国々を近しく感じられるのもこの本の魅力だと思います。それが美味しい〈食〉を通じてですから最高だとおもうのですが、いかがでしょうか?

最後に1991年の第一集に載っている、日本中近東アフリカ婦人会会長の重光綾子さんの「読者の皆様へ」の一部を抜粋してご紹介したいと思います。

「もしこの料理の本が、皆様の食卓を賑わすために
新しいレシピを供するだけではなく、
食の世界を通じてアフリカとアラブの文化を知る上の一助となりましたら、
私たちの最も喜びとするところになりましょう」

African and Arab Cooking(1991)
NEW African and Arab Cooking(2001)


■ 日本中近東アフリカ婦人会 http://www.yamaboshi.com/africa/
  こちらのページから本を購入することもできます

■ 取り扱いのある場所
  馬喰町ART+EAT http://www.art-eat.com/
  パテ屋 http://pateya.com/



by m.kato

by pateya | 2011-05-31 19:32  

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