スタッフの声パートIII

パテ屋


パテ屋と言えば林さん。

当たり前ではあるけれど、「店主」という言葉がぴたりとはまる。


「みせのぬし」がいる


そういった仕事をするのは初めてだったなと気がつく。

今までの仕事は、職場に頼もしい社長がいて、尊敬する師匠や先輩がいて、気持ちを奮い起たせてくれる同僚や後輩がいた。

もちろん、他の仕事も社長なくてはありえない仕事ではある。

けれど「店主」のいる店は、仕事だけでなく

そこに流れる空気や時間だったりする

曖昧な事に関しても「店主」なくては成り立たない。

空間を作る人なのだと思う。


ひょんな機会からパテ屋で働くことになり週4日の仕事、ほんの2年間

その中で思いもよらない新鮮な感覚を味わった。


こちらの店主はなかなかあくが強い。

私自身美大を出て、あまり主流とは言えない仕事をしてきて

個性的な人達とは沢山出会ってきたとは思う。

彼女はその中でもなかなかの猛者である。

物事への姿勢や考え方が、群を抜いてオリジナルだ。

そうかと思えば、様々なテレビ番組をこよなく愛し

ちょっとミーハーな1面もある。

彼女の感覚を自分の中に取り込むのは難しい。

なまじ理解したつもりで接すると痛い目をみる。

ふと気がつく。

彼女は揺るぎない芯をもちながら、絶えず変化しているのかもと。


‥‥何か違う。


おそらく、彼女は引き出しが多すぎるのだ。

また、それを引き出す方法もたくさん持っている。

その日の天気、温度、湿度を体ぜんぶで感じ、自身の体調、感情によりそい、そうして改めて新鮮な気持ちで、持っている引き出しをひらいてみる。

結果、思いもよらない形になっている。

そんな彼女をしっかりと理解するなんて無謀なことだ。

だから魅力的なのだろう。

パテ屋にはマニュアルがほとんどない。

なぜなら彼女はそれをいやがるし、スタッフも皆、店主の引き出しを覗き見しながら、各々の引き出しを駆使して仕事をする。

全ての仕事に通じることなのだと思うが、こんなにも強く感じることは今までなかった。

中に入らないと分からないこの感覚。

きちんと言葉にできないこの感覚。

けれど、私の中には確かに残った。


山田




パテ屋のことを思い起こしてみてふと浮かんだこと

・林さんチョイスの展覧会等の貼り紙


・失敗を喜んでくれる頼もしさ


・真っ赤なほっぺたのふくふくした赤ちゃんをみて

 二人して異様にテンションが上がった。

 他の人が気がつかなかったささやかな事に気がついて

 ハマるツボが同じ時がたまにある


・きれいな紙皿の林マーク


粉コーヒーなどを、どうみても入りきらないだろうといったサイズの

 ビンの中へみるみるうちに収めてしまうので、いつも不思議。

































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by pateya | 2018-03-31 18:57 | パテ屋の日々  

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